123I-イオフルパンの正常集積部位はどれか。2 つ選べ。
123I-イオフルパンの正常集積部位はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 海馬海馬は側頭葉内側の構造で、ドパミントランスポータの分布はほとんどありません。正常集積部位ではありません。
- ⑵ 視床視床にはドパミン神経終末が乏しく、有意な集積はみられません。線条体には含まれない構造です。
- ⑶ 被殻被殻は尾状核とともに線条体を構成し、ドパミン神経終末が密に分布するため強い集積を示します。正常集積部位です。
- ⑷ 淡蒼球淡蒼球はレンズ核の一部ですが線条体には含まれず、ドパミントランスポータの分布も乏しいため集積しません。
- ⑸ 尾状核尾状核は被殻とともに線条体を構成し、ドパミントランスポータが豊富なため正常では明瞭に描出されます。
解説
正解は⑶と⑸です。¹²³I-イオフルパンはドパミントランスポータに結合する薬剤で、ドパミン神経の終末が密に分布する線条体、すなわち被殻と尾状核に強く集積します。正常では左右の線条体が三日月形(コンマ状)に明瞭に描出され、パーキンソン症候群やレビー小体型認知症では被殻優位に集積が低下して点状に縮小します。淡蒼球はドパミン神経の終末が乏しく、視床や海馬にも有意な集積はみられないため、線条体を構成する被殻と尾状核が正常集積部位になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成