ドーズキャリブレータで正しいのはどれか。
ドーズキャリブレータで正しいのはどれか。
- ⑴ 核種ごとの換算定数が設定されている。電離箱の応答は核種の放射線の種類やエネルギーで異なるため、核種ごとの換算定数が設定されています。正しい記述です。
- ⑵ 放射能によらず測定時間は一定である。放射能が低い試料では統計変動が大きくなるため、測定時間を長くとる必要があります。一定ではありません。
- ⑶ 電源投入直後より正確な測定値が得られる。電源投入直後は回路が安定していないため、暖機運転を経てから測定する必要があります。
- ⑷ 加圧ガス封入電離箱式は気圧の補正が測定ごとに必要である。加圧ガス封入型は容器が密封されているため、外気の気圧や温度の補正は必要ありません。補正が要るのは1気圧空気電離箱式です。
- ⑸ 1 気圧空気電離箱式では加圧ガス封入電離箱式と比べて検出感度が高い。気体の密度が高い加圧ガス封入型のほうが相互作用の確率が高く、検出感度は高くなります。関係が逆です。
解説
正解は⑴です。ドーズキャリブレータは井戸型の電離箱で、放出される放射線の種類やエネルギーによって電離箱の応答が異なるため、核種ごとの換算定数(校正定数)があらかじめ設定されており、測定時に核種を選択して真の放射能を表示します。放射能が低い試料では統計変動を抑えるために測定時間を長くとる必要があり、電源投入直後は回路が安定しないため暖機運転が必要です。加圧ガス封入型は密封されているので気圧補正が不要で、感度も1気圧空気電離箱式より高くなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成