シンチレーションカメラと比較してCdZnTe〈CZT〉半導体検出器を搭載した半導…
シンチレーションカメラと比較してCdZnTe〈CZT〉半導体検出器を搭載した半導体カメラの特徴で正しいのはどれか。
- ⑴ 水冷却を要する。CZT検出器はペルチェ素子などによる温度制御で動作し、水冷却は必要としません。
- ⑵ 計数率特性に優れる。γ線を直接電気信号に変換するため応答が速くパイルアップが起こりにくく、計数率特性に優れます。半導体カメラの利点です。
- ⑶ 検出器が大型になる。光電子増倍管が不要なため、検出器は小型・薄型にできます。大型になるという記述は逆です。
- ⑷ エネルギー分解能が低い。CZT検出器のエネルギー分解能はシンチレーションカメラより明らかに高くなります。低いというのは逆です。
- ⑸ 99mTc と¹²³I の2 核種同時収集でのクロストークの影響が大きい。エネルギー分解能が高いため、2核種同時収集でのクロストークの影響はむしろ小さくなります。
解説
正解は⑵です。CZT半導体検出器はγ線を直接電気信号に変換するため、シンチレータと光電子増倍管を介する方式に比べて信号の処理が速く、パイルアップが起こりにくいので計数率特性に優れます。またエネルギー分解能が高く、99mTcと¹²³Iのような近いエネルギーの2核種を同時収集してもクロストークの影響が小さいという利点があります。光電子増倍管が不要なので検出器は小型・薄型にでき、動作に水冷却を必要としない点も特徴です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成