標識キット方式による99mTc 放射性医薬品の調整で標識温度を95~99 ℃にす…
標識キット方式による99mTc 放射性医薬品の調整で標識温度を95~99 ℃にする必要があるのはどれか。
- ⑴ 99mTc-テトロホスミン99mTc-テトロホスミンは室温で過テクネチウム酸溶液を加えて標識できます。加熱は必要ありません。
- ⑵ 99mTc-ECD99mTc-ECDは室温で標識できます。加熱は不要ですが、標識後は速やかに使用する必要があります。
- ⑶ 99mTc-HMPAO99mTc-HMPAOも室温で標識します。加熱は不要ですが、標識後の安定性が低く短時間で使用します。
- ⑷ 99mTc-MAA99mTc-MAAは室温で標識でき、加熱は必要ありません。粒子が壊れないよう静かに扱う点が重要です。
- ⑸ 99mTc-MIBI99mTc-MIBIはイソニトリル錯体を形成させるため、95〜99℃で約10分間加熱して標識します。加熱を要する代表的なキットです。
解説
正解は⑸です。99mTc-MIBIは、標識キットに過テクネチウム酸溶液を加えたあと沸騰水浴などで95〜99℃、約10分間加熱して標識する必要があります。配位子であるイソニトリルとテクネチウムの錯体を形成させるのに加熱が要るためで、キット方式の中では例外的な操作になります。テトロホスミン、ECD、HMPAO、MAAはいずれも室温で過テクネチウム酸溶液を加えて振り混ぜるだけで標識でき、とくにHMPAOとECDは標識後の有効時間が短い点に注意が必要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成