頸部MR 像(別冊No. 3)を別に示す。正しい組合せはどれか。2 つ選べ。
頸部MR 像(別冊No. 3)を別に示す。正しい組合せはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ ア ― 気管アの位置は気管ではありません。気管は正中で空気を含み、内腔が無信号となる円形の構造として描出されます。
- ⑵ イ ― 甲状腺気管の前面から左右へ回り込む蝶形の実質構造が甲状腺です。位置と形態が一致するため正しい組合せです。
- ⑶ ウ ― 食道ウの位置は食道ではありません。食道は気管の背側やや左寄りにある扁平な管腔構造として描出されます。
- ⑷ エ ― 総頸動脈気管の外側で内腔が円形に保たれる血管が総頸動脈です。位置と形態が一致するため正しい組合せです。
- ⑸ オ ― 頸静脈オの位置は内頸静脈ではありません。内頸静脈は総頸動脈のさらに外側にあり、断面が扁平で総頸動脈より大きく見えます。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵と⑷です。頸部の横断像では、正中に空気を含む気管があり、その背側やや左寄りに食道、気管の前面から左右へ回り込むように甲状腺の左右葉が位置します。さらにその外側には総頸動脈と内頸静脈が並び、動脈は円形で内腔が保たれ、静脈はより外側で断面が扁平になります。甲状腺は左右葉と峡部からなる蝶形の実質構造として描出され、総頸動脈は気管の外側にある円形の血管として同定できます。この位置関係で組合せを判定します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成