超音波像のアーチファクトはどれか。
超音波像のアーチファクトはどれか。
- ⑴ リングリングアーチファクトは検出器の感度差により同心円状の偽像が生じるCT特有のアーチファクトです。
- ⑵ クロストーククロストークは隣接するチャンネルやスライスへ信号が混入する現象で、超音波固有のアーチファクト名としては用いません。
- ⑶ サイドローブ主ビームの周囲に生じる副次的なビームからの反射により、無エコー域の内部に偽像が現れる超音波のアーチファクトです。
- ⑷ サセプタビリティサセプタビリティ(磁化率)アーチファクトは、磁化率の異なる境界で局所磁場が乱れて生じるMRIのアーチファクトです。
- ⑸ マジックアングルマジックアングル現象は、腱や靱帯の線維が静磁場に対し約55度を向くとT2が延長して高信号に見えるMRIの現象です。
解説
正解は⑶です。サイドローブは、超音波探触子から出る主ビーム(メインローブ)の周囲に生じる弱い副次的なビームで、そこからの反射が主ビーム方向の情報として表示されるため、囊胞や胆囊などの無エコー域の内部に線状や弧状の偽像が現れます。リングアーチファクトはCTの検出器の感度差、クロストークは信号の混入、サセプタビリティ(磁化率)アーチファクトとマジックアングル現象はいずれもMRIで生じるもので、超音波のアーチファクトではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成