SE 法TR 500 ms、TE 10 ms の頭部MR 像で最も高信号を呈する…
SE 法TR 500 ms、TE 10 ms の頭部MR 像で最も高信号を呈するのはどれか。
- ⑴ 基底核基底核は脳実質としてT1が中等度で、T1強調像では中間信号です。脂肪ほど高信号にはなりません。
- ⑵ 側脳室側脳室は脳脊髄液で満たされておりT1が非常に長いため、T1強調像では低信号になります。
- ⑶ 下垂体前葉下垂体で高信号を示すのは後葉です。前葉は脳実質と同程度の中間信号にとどまります。
- ⑷ 眼窩内脂肪脂肪はT1が250〜350msと最も短く、T1強調像で最も高信号になります。眼窩内脂肪が該当します。
- ⑸ 頭蓋骨皮質頭蓋骨の皮質骨は可動性のある水素原子核がほとんど無いため、どの撮像法でも無信号(低信号)となります。
解説
正解は⑷です。TR500ms・TE10msという短いTRと短いTEの組合せはT1強調像の条件で、T1緩和時間の短い組織ほど高信号になります。脂肪はT1が250〜350msと最も短いため、眼窩内脂肪が最も高信号を呈します。基底核などの脳実質はT1が中等度で中間信号、脳脊髄液で満たされた側脳室はT1が非常に長いため低信号、頭蓋骨皮質は水素原子核が少なく無信号となります。下垂体は後葉が高信号を示しますが、前葉は脳実質と同程度の中間信号にとどまります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成