超音波画像診断装置を使って血管内の血流波形を記録するのに適するのはどれか。2 つ…
超音波画像診断装置を使って血管内の血流波形を記録するのに適するのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 組織ドプラ法組織ドプラ法は心筋など組織そのものの低速な運動を評価する方法で、血管内の血流波形を記録する目的では用いません。
- ⑵ カラードプラ法カラードプラ法は断層像上に血流の向きと速度を色で重ねて表示する方法で、時間軸に沿った速度波形は得られません。
- ⑶ パルスドプラ法サンプルボリュームを置いた深さの血流速度を時間軸に沿った波形として記録できます。血流波形の記録に適した方法です。
- ⑷ パワードプラ法パワードプラ法はドプラ信号の強度から血流の存在を表示する方法で、速度情報をもたないため波形は得られません。
- ⑸ 連続波ドプラ法連続波ドプラ法は深さの特定はできませんが、折り返しを起こさずに高速の血流波形まで記録できます。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶と⑸です。血流速度の時間変化を波形として記録するにはドプラ偏移の周波数スペクトルを時間軸に沿って表示する必要があり、これができるのはパルスドプラ法と連続波ドプラ法です。パルスドプラ法はサンプルボリュームを置いた特定の深さの流速波形が得られる一方で折り返しの限界があり、連続波ドプラ法は深さの特定はできませんが高速の血流も折り返さずに記録できます。組織ドプラ法は心筋などの運動速度を、カラードプラ法とパワードプラ法は断層像上に血流の分布を表示する方法です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成