3T MRI で脳白質のT1 緩和時間[s]に最も近いのはどれか。
3T MRI で脳白質のT1 緩和時間[s]に最も近いのはどれか。
- ⑴ 1 × 10⁻³1msは実際の値より3桁小さく、生体組織のT1としてはあり得ない短さです。
- ⑵ 1 × 10⁻²10msは組織のT2*やごく短いT2に相当する長さで、T1の桁ではありません。
- ⑶ 1 × 10⁻¹100msは脂肪のT1(1.5Tで250〜350ms)よりさらに短く、脳白質のT1としては短すぎます。
- ⑷ 1 × 10⁰3Tでの脳白質のT1は約800〜1100msで、およそ1秒にあたります。1×10⁰sが最も近い値です。
- ⑸ 1 × 1010秒は脳脊髄液のT1(数秒)より長く、生体組織のT1としては長すぎます。
解説
正解は⑷です。3TのMRIにおける脳白質のT1緩和時間はおよそ800〜1100ms、すなわち約1秒なので、1×10⁰sが最も近い値になります。参考までに1.5Tでは白質が約600〜700ms、灰白質が約900〜1000msで、静磁場強度が高くなるほどT1は延長します。T1が秒の単位、T2がその1/10程度の数十〜100msの単位、脳脊髄液のT1が数秒という桁感をつかんでおくと、この種の問題は確実に判断できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成