14C 標識化合物の合成法で正しいのはどれか。2 つ選べ。
14C 標識化合物の合成法で正しいのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 生合成法¹⁴CO₂を植物や微生物に取り込ませ、代謝によって標識化合物を得る方法です。¹⁴C標識化合物の代表的な合成法です。
- ⑵ 化学合成法¹⁴CO₂やBa¹⁴CO₃などの標識前駆体から有機合成で目的物質を組み立てる方法で、標識位置を指定できるのが利点です。
- ⑶ スズ還元法スズ還元法は過テクネチウム酸を塩化第一スズで還元して99mTc標識化合物を作る方法です。¹⁴Cの標識法ではありません。
- ⑷ クロラミンT 法クロラミンT法は放射性ヨウ素を酸化してタンパク質などに導入する標識法です。¹⁴Cには用いません。
- ⑸ Wilzbach〈ウィルツバッハ〉法Wilzbach法はトリチウムガスに化合物をさらして同位体交換で³Hを導入する方法です。¹⁴Cの標識法ではありません。
解説
正解は⑴と⑵です。¹⁴C標識化合物は、¹⁴CO₂を植物や微生物に取り込ませて代謝産物として得る生合成法と、¹⁴CO₂やBa¹⁴CO₃などの標識前駆体から目的物質を有機化学的に組み立てる化学合成法で作られます。生合成法は複雑な天然物を得やすく、化学合成法は標識位置を狙って決められるのが利点です。スズ還元法は99mTcの標識、クロラミンT法は放射性ヨウ素の標識、Wilzbach法はトリチウム標識に用いる方法で、いずれも¹⁴Cの標識法ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成