DR システムにおけるMTF で正しいのはどれか。
DR システムにおけるMTF で正しいのはどれか。
- ⑴ プリサンプルドMTF の測定法はエッジ法のみである。プリサンプルドMTFの測定にはエッジ法のほかにスリット法やワイヤ法があります。エッジ法のみというのは誤りです。
- ⑵ オーバーオールMTF は構成要素のMTF に影響を受けない。オーバーオールMTFは各構成要素のMTFの積で表されるため、構成要素のMTFの影響を直接受けます。
- ⑶ エッジ法を用いてMTF を求めるにはESF を直接フーリエ変換する。エッジ法ではエッジ広がり関数(ESF)を微分して線広がり関数(LSF)を求め、それをフーリエ変換します。ESFを直接変換はしません。
- ⑷ デジタルMTF ではサンプリングに伴うエリアシングの影響を受ける。デジタル系はサンプリングにより高周波成分が折り返すため、デジタルMTFはエリアシングの影響を受けます。正しい記述です。
- ⑸ アナログMTF とアパーチャMTF の積をオーバーオールMTF という。アナログ(固有)MTFとアパーチャMTFの積に相当するのはプリサンプルドMTFです。オーバーオールMTFはさらに後段の要素も含みます。
解説
正解は⑷です。デジタル系はサンプリング間隔ごとに信号を離散化するため、ナイキスト周波数を超える成分が折り返して低周波成分として現れるエリアシングが生じ、デジタルMTFはその影響を受けます。この影響を避けて系本来の分解特性を評価するために、画像の縁を画素配列に対してわずかに傾けて実効的に細かくサンプリングするプリサンプルドMTFが用いられます。プリサンプルドMTFの測定にはエッジ法のほかスリット法やワイヤ法があり、オーバーオールMTFは各構成要素のMTFの積になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成