乳房X 線写真(別冊No. 6)を別に示す。この撮影法で正しいのはどれか。2 つ…
乳房X 線写真(別冊No. 6)を別に示す。この撮影法で正しいのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 圧迫は乳房の外側から行う。内外斜位方向では圧迫板を上内側から当て、外下方の支持台に向けて圧迫します。外側から圧迫するわけではありません。
- ⑵ X 線の入射方向は頭尾方向である。X線の入射方向が頭尾方向なのは頭尾方向撮影(CC)です。内外斜位方向では内上方から外下方へ入射します。
- ⑶ 照射野は乳房の大きさに合わせて調節する。乳房X線撮影では照射野を受像面全体に固定し、乳房の大きさに合わせて絞ることはしません。撮り残しを防ぐためです。
- ⑷ 乳房支持台の角度を大胸筋外側と平行にする。乳房支持台の角度を大胸筋の外側縁と平行(45度前後)にすることが内外斜位方向の基本で、大胸筋を含めて描出できます。
- ⑸ 乳房外側上部の深部組織を描出することができる。内外斜位方向では乳房外側上部から腋窩尾部にかけての深部組織まで含めて描出でき、これがこの方向の最大の利点です。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷と⑸です。示された画像は乳房X線撮影の内外斜位方向(MLO)で、乳房支持台を大胸筋の外側縁と平行になるよう45度前後に傾けて撮影します。この方向では大胸筋とともに乳房外側上部の深部組織(腋窩尾部)まで含めて描出できるのが最大の利点です。圧迫は上内側から支持台に向けて加え、X線は内上方から外下方へ入射します。頭尾方向に入射するのは頭尾方向撮影(CC)で、また照射野は乳房の大きさに合わせて絞らず、受像面全体に一定にします。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成