下図に示す放射線のエネルギーピークのFWHM はどれか。
下図に示す放射線のエネルギーピークのFWHM はどれか。
- ⑴ a最大計数の半分の高さにおけるピークの横幅を示していないため、半値全幅には該当しません。
- ⑵ b半値の高さで測ったピークの幅ではなく、ピークの高さや別の位置での量を示しているため該当しません。
- ⑶ c半値の高さで測った全幅ではありません。半値半幅や別の位置の幅は、半値全幅とは異なる量です。
- ⑷ dバックグラウンドを差し引いた最大計数の1/2の高さで、ピークの左右の斜面に挟まれた横方向の幅を示しており、これが半値全幅です。
- ⑸ e半値の高さにおけるピークの幅を表していないため、半値全幅には当たりません。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。FWHM(半値全幅)は、エネルギースペクトルのピークについて、バックグラウンドを差し引いたピークの最大計数の半分の高さのところで、ピークの立ち上がりと立ち下がりの間を水平に測った幅を指します。エネルギー分解能はこのFWHMをピークのエネルギーで割った百分率で表され、値が小さいほど分解能が高いことになります。図では、ピークの頂点の高さの1/2の位置で左右の斜面に挟まれた横方向の長さを示す矢印がdであり、これが該当します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成