国際放射線防護委員会〈ICRP〉2007 年勧告でエネルギーごとに放射線加重係数…
国際放射線防護委員会〈ICRP〉2007 年勧告でエネルギーごとに放射線加重係数が変化するのはどれか。
- ⑴ α 粒子α粒子の放射線加重係数はエネルギーによらず20の一定値です。連続関数としては定義されていません。
- ⑵ 電子電子(およびミュオン)の放射線加重係数は1で、エネルギーによらない一定値です。
- ⑶ 陽子陽子(および荷電パイ中間子)の放射線加重係数は2007年勧告で2の一定値とされています。エネルギー依存性はありません。
- ⑷ 中性子中性子だけがエネルギーの連続関数として定義され、1MeV付近で最大の約20となります。これが正解です。
- ⑸ 重イオン重イオン(および核分裂片)の放射線加重係数は20の一定値です。エネルギーごとには変化しません。
解説
正解は⑷です。ICRP2007年勧告の放射線加重係数は、光子と電子・ミュオンが1、陽子と荷電パイ中間子が2、α粒子・核分裂片・重イオンが20と、いずれもエネルギーによらない一定の値が与えられています。これに対して中性子だけは、体内での二次荷電粒子の生成のしかたがエネルギーによって大きく変わるため、中性子エネルギーの連続関数として定義され、1MeV付近で最大の約20に達し、熱中性子領域や高エネルギー領域では小さくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成