縦隔に存在する構造物はどれか。
縦隔に存在する構造物はどれか。
- ⑴ 胃胃は横隔膜より下の腹腔にある臓器です。縦隔には含まれません。
- ⑵ 肺肺は縦隔の左右にある胸膜腔を占める臓器で、縦隔はその肺に挟まれた領域を指します。肺自体は縦隔の内容ではありません。
- ⑶ 甲状腺甲状腺は頸部で気管の前面にあります。腫大して縦隔へ伸びることはありますが、本来の位置は縦隔ではありません。
- ⑷ 大胸筋大胸筋は胸壁の前面をおおう骨格筋で、胸腔の外にあります。縦隔の構造ではありません。
- ⑸ 上大静脈上大静脈は上縦隔を下行して右心房に注ぐ血管で、縦隔に存在する代表的な構造です。これが正解です。
解説
正解は⑸です。縦隔とは左右の胸膜腔(肺)に挟まれ、前は胸骨、後ろは胸椎、下は横隔膜で囲まれた領域を指します。ここには心臓と心膜、上大静脈・下大静脈、大動脈とその分枝、肺動脈・肺静脈、気管と主気管支、食道、胸腺、胸管、迷走神経や横隔神経などが含まれます。上大静脈はこのうちの一つで、上縦隔を下行して右心房に注ぎます。胃は腹腔、肺は縦隔の外側の胸膜腔、甲状腺は頸部、大胸筋は胸壁にあり、いずれも縦隔の構造ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成