横隔膜の大動脈裂孔を通るのはどれか。2 つ選べ。
横隔膜の大動脈裂孔を通るのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 胸管胸管は下行大動脈の右側に沿って大動脈裂孔を通り、胸腔へ上行します。大動脈裂孔を通る構造です。
- ⑵ 食道食道は第10胸椎の高さの食道裂孔を通ります。大動脈裂孔ではありません。
- ⑶ 奇静脈奇静脈は半奇静脈とともに大動脈裂孔を通って胸腔へ入ります。大動脈裂孔を通る構造です。
- ⑷ 下大静脈下大静脈は第8胸椎の高さの大静脈孔を通ります。大動脈裂孔ではありません。
- ⑸ 迷走神経迷走神経は食道の壁に沿って前・後迷走神経幹となり、食道裂孔を通ります。大動脈裂孔ではありません。
解説
正解は⑴と⑶です。横隔膜には三つの主な裂孔があり、第8胸椎の高さの大静脈孔を下大静脈と右横隔神経が、第10胸椎の高さの食道裂孔を食道と迷走神経(前・後迷走神経幹)が、第12胸椎の高さの大動脈裂孔を下行大動脈・胸管・奇静脈(および半奇静脈)が通ります。大動脈裂孔は左右の横隔膜脚の間にある腱性の部分で、横隔膜が収縮しても内容物が圧迫されにくい構造になっています。高さと通過する構造を対にして覚えてください。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成