副腎皮質ステロイドの副作用で誤っているのはどれか。
副腎皮質ステロイドの副作用で誤っているのはどれか。
- ⑴ 糖尿病糖新生の促進とインスリン抵抗性により血糖が上昇し、ステロイド糖尿病を生じます。代表的な副作用です。
- ⑵ 高血圧症鉱質コルチコイド作用によるナトリウムと水の貯留で血圧が上がります。代表的な副作用です。
- ⑶ 骨粗鬆症骨形成の抑制と骨吸収の亢進により骨密度が低下し、骨粗鬆症や圧迫骨折を生じます。代表的な副作用です。
- ⑷ 尿管結石尿管結石はステロイドの代表的な副作用として挙げられていません。誤っている選択肢なのでこれが正解です。
- ⑸ 誘発性感染症免疫抑制作用により、結核の再燃や日和見感染などの誘発性感染症を起こします。代表的な副作用です。
解説
正解は⑷です。尿管結石は副腎皮質ステロイドの代表的な副作用としては挙げられません。ステロイドの主な副作用は、糖新生の促進による糖尿病(ステロイド糖尿病)、鉱質コルチコイド作用によるナトリウム貯留から生じる高血圧症とむくみ、骨形成の抑制と骨吸収の亢進による骨粗鬆症、免疫抑制による誘発性感染症で、ほかに消化性潰瘍・白内障・緑内障・満月様顔貌・精神症状・大腿骨頭壊死などがあります。長期投与時に注意すべき項目としてまとめて覚えてください。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成