ノンコプラナ照射で正しいのはどれか。
ノンコプラナ照射で正しいのはどれか。
- ⑴ 脳定位照射時に用いられる。入射方向を三次元的に分散でき、標的への線量集中性が高まるため、脳定位放射線照射で標準的に用いられます。正しい記述です。
- ⑵ ハーフフィールドが用いられる。ハーフフィールドは隣接照射野の接合部の線量むらを避けるための技法で、ノンコプラナ照射の定義とは関係ありません。
- ⑶ 治療寝台回転中に照射を行う手法である。寝台を回転させながら照射する手法ではありません。寝台角度を固定して1門ずつ照射し、角度を変えて次の門を照射します。
- ⑷ ガントリは患者体軸に対して同一平面上を回転する。ガントリが患者体軸に対して同一平面上を回るのはコプラナ照射です。その平面から外れることがノンコプラナの定義です。
- ⑸ ターゲット周囲の正常組織への線量付与はコプラナ照射と同じである。入射方向が分散する分、標的周囲の正常組織の線量はコプラナ照射より低く抑えられます。同じではありません。
解説
正解は⑴です。ノンコプラナ照射は治療寝台を回転させ、ガントリの回転面から外れた方向からもビームを入射する方法です。入射方向が三次元的に分散するので線量が標的に集中しやすく、周囲の正常組織の線量を下げられるため、脳定位放射線照射で広く使われています。寝台の角度を固定して照射し、角度を変えて次の門を照射するのが基本で、寝台を回しながら照射するわけではありません。ガントリが患者体軸に対して同一平面上を回るのはコプラナ照射です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成