放射性医薬品と集積機序の組合せで誤っているのはどれか。
放射性医薬品と集積機序の組合せで誤っているのはどれか。
- ⑴ ⁶⁷Ga-クエン酸ガリウム ― トランスフェリン受容体クエン酸ガリウムは血中でトランスフェリンと結合し、腫瘍や炎症部位のトランスフェリン受容体を介して取り込まれます。正しい組合せです。
- ⑵ 99mTc-GSA ― アシアロ糖タンパク受容体99mTc-GSAは肝細胞のアシアロ糖タンパク受容体に結合し、肝予備能の評価に用います。正しい組合せです。
- ⑶ 99mTc-HMDP ― ハイドロキシアパタイト99mTc-HMDPはリン酸化合物として骨のハイドロキシアパタイトに化学吸着します。正しい組合せです。
- ⑷ ¹²³I-イオフルパン ― ドパミントランスポータ¹²³I-イオフルパンは線条体のドパミントランスポータに結合し、パーキンソン症候群やレビー小体型認知症の診断に用います。正しい組合せです。
- ⑸ ¹²³I-IMP ― 中枢性ベンゾジアゼピン受容体¹²³I-IMPは脳血流製剤で、中枢性ベンゾジアゼピン受容体に結合するのは¹²³I-イオマゼニルです。誤った組合せなのでこれが正解です。
解説
正解は⑸です。¹²³I-IMPはアミン系の脳血流製剤で、脂溶性が高く血液脳関門を自由に通過したのち、脳内の非特異的な結合部位にとどまることで脳血流量を反映した分布を示します。中枢性ベンゾジアゼピン受容体に結合するのは¹²³I-イオマゼニルで、神経細胞そのものの生存を評価する製剤ですから、この組合せが誤りです。他の選択肢はいずれも正しい組合せで、製剤名と集積機序を対にして整理しておくと確実に見分けられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成