MRCP で高信号に描出されるのはどれか。
MRCP で高信号に描出されるのはどれか。
- ⑴ 門脈流れる血液は信号が失われる(フローボイド)ため、門脈は低信号になります。高信号にはなりません。
- ⑵ 肝囊胞肝囊胞は漿液を含みT2が非常に長いため、重T2強調のMRCPで強い高信号として描出されます。
- ⑶ 膵実質膵実質はT2が短く、重T2強調では背景として抑えられ低信号になります。
- ⑷ 総胆管結石結石そのものは信号を出さず、高信号の胆汁の中に黒く抜ける陰影欠損として写ります。高信号ではありません。
- ⑸ 腸間膜脂肪腸間膜脂肪は重T2強調や脂肪抑制の併用で抑えられ、胆道系のような高信号にはなりません。
解説
正解は⑵です。MRCPはきわめて強いT2強調(重T2強調)で撮像し、胆汁や膵液のように動きの少ない液体だけを高信号に描出して、周囲の実質や流れる血液の信号を抑える方法です。肝囊胞は漿液で満たされ長いT2をもつため、胆管や膵管と同じように強い高信号を示します。門脈などの流れる血液はフローボイドで低信号、膵実質や脂肪はT2が短いため低信号、結石は高信号の胆汁の中の陰影欠損として描出されるという読み方になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成