JIS で規定する透視用X 線装置の基本性能で正しいのはどれか。
JIS で規定する透視用X 線装置の基本性能で正しいのはどれか。
- ⑴ 圧迫筒の圧迫の強さは20 N を超えてはならない。圧迫筒の圧迫力には上限が定められていますが、20N(約2kgf)という値ではありません。数値が規定と一致しません。
- ⑵ 150 kg の負荷質量で正常に動作しなければならない。寝台の負荷質量には規定がありますが、150kgという値ではありません。数値を覚え違えやすい選択肢です。
- ⑶ 通常透視の最大空気カーマ率は50 mGy・min⁻¹である。通常透視の最大空気カーマ率を50 mGy・min⁻¹とする規定に一致します。線量率の上限を装置側で担保する項目です。
- ⑷ 装置が3 秒以上発する騒音は50 dB を超えてはいけない。騒音には上限が定められていますが、3秒以上・50dBという組合せは規定と一致しません。
- ⑸ 透視用積算タイマは透視時間が10 分を超えた時点で警告音を発しなければならない。透視用積算タイマは累積5分で警告を発し、必要に応じて透視を止める規定です。10分ではありません。
解説
正解は⑶です。JISで規定する透視用X線装置では、通常透視における患者入射基準点の最大空気カーマ率は50 mGy・min⁻¹と定められており、これを超えないよう装置側で制限されます(高線量率透視モードは別に規定され、作動中は警告を発します)。透視は照射時間が長くなりやすいため、線量率の上限と積算時間の管理が基本性能として求められます。他の選択肢は圧迫力・負荷質量・騒音・積算タイマの数値がいずれも規定と一致しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成