回転陽極X 線管で陽極回転数を2.5 倍、焦点軌道直径を1.2 倍にしたとき0.…
回転陽極X 線管で陽極回転数を2.5 倍、焦点軌道直径を1.2 倍にしたとき0.1 秒以下の短時間許容負荷の倍数で最も近いのはどれか。
- ⑴ 1.4√2に相当する値で、積が2倍のときの倍数です。本問では積が3.0倍なので該当しません。
- ⑵ 1.7√(2.5×1.2)=√3.0≒1.73であり、選択肢の中で最も近い値が1.7です。
- ⑶ 2.0√4に相当し、回転数と直径の積が4倍のときの値です。本問の条件では大きすぎます。
- ⑷ 2.42×1.2などの掛け算に相当する値で、平方根の関係を使っていません。短時間負荷は積の平方根に比例します。
- ⑸ 3.02.5×1.2=3.0という積そのもので、平方根を取り忘れた場合の値です。
解説
正解は⑵です。0.1秒以下の短時間許容負荷は焦点軌道上の一点が受ける熱の集中で決まり、単位時間に焦点の下を通過する軌道の長さ、すなわち回転数と焦点軌道直径の積の平方根に比例します。回転数を2.5倍、焦点軌道直径を1.2倍にすると積は2.5×1.2=3.0倍になるので、許容負荷は√3.0≒1.73倍です。したがって最も近い値は1.7になります。積そのままの3倍になるわけではない点に注意してください。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成