クロマトグラフィでカラムを必要としないのはどれか。
クロマトグラフィでカラムを必要としないのはどれか。
- ⑴ ガスクロマトグラフィ移動相にキャリヤガスを用い、固定相を詰めた(または内壁に塗った)カラムに試料を通す方式で、カラムが必須です。
- ⑵ 吸着クロマトグラフィ分離機構による呼び名で、一般には吸着剤を充塡したカラムを用います。本問ではカラムを使う方式として扱われます。
- ⑶ 薄層クロマトグラフィ固定相が板の上の薄い層であり、カラムを使いません。展開溶媒が毛管現象で上昇して分離するため、これが正解です。
- ⑷ 高速液体クロマトグラフィ高圧ポンプで移動相をカラムへ送り込む方式で、カラムが装置の中心部品です。
- ⑸ イオン交換クロマトグラフィイオン交換樹脂を充塡したカラムに試料溶液を通して分離する方式で、カラムが必要です。
解説
正解は⑶です。薄層クロマトグラフィ〈TLC〉は、ガラス板やプラスチックシートにシリカゲルなどの吸着剤を薄く塗った平面を固定相とし、その上を展開溶媒が毛管現象で上昇する方式です。固定相を管(カラム)に詰める必要がないため、放射性医薬品の放射化学的純度検定のように、少量・短時間で行う日常検査に広く使われています。他の選択肢はいずれも固定相をカラムに充塡し、そこに移動相を流して分離する方式であり、カラムが不可欠です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成