原子核の内部転換で正しいのはどれか。
原子核の内部転換で正しいのはどれか。
- ⑴ 原子番号が変化する。原子番号は変わりません。
- ⑵ 最外殻の軌道電子が放出されやすい。核に近いK殻の電子が放出されやすくなります。
- ⑶ 内部転換電子は線スペクトルである。決まったエネルギーで放出されるため、線スペクトルになります。
- ⑷ 内部転換係数は核種に依存しない値である。内部転換係数は核種ごとに異なります。
- ⑸ 内部転換電子の放出に続いてニュートリノが放出される。ニュートリノが出るのはβ壊変です。
解説
正解は⑶です。内部転換は、励起状態の原子核がγ線を出す代わりに、そのエネルギーを軌道電子に直接渡して放出させる現象です。放出される電子のエネルギーは、核の励起エネルギーから電子の結合エネルギーを引いた決まった値になるため、線スペクトルになります。原子番号は変わらず、K殻の電子が放出されやすく、内部転換係数は核種ごとに異なり、ニュートリノも出ません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-06.html)を加工して作成