小細胞肺癌の治療で正しいのはどれか。
小細胞肺癌の治療で正しいのはどれか。
- ⑴ 限局期では化学療法併用の寡分割照射が推奨される。限局期では化学療法を併用した加速過分割照射が標準です。
- ⑵ 大動脈浸潤がある場合は外科切除が第一選択である。全身病とみなされるため、外科切除は第一選択になりません。
- ⑶ 縦隔リンパ節転移がある場合は定位照射の適応である。リンパ節転移がある場合は、広い範囲への照射が必要です。
- ⑷ 遠隔転移がある場合は根治的放射線療法が第一選択である。遠隔転移がある場合は化学療法が中心になります。
- ⑸ 限局期の初回治療で完全寛解が得られた場合には予防的全脳照射を行う。脳へ転移しやすいため、再発を減らす目的で行います。
解説
正解は⑸です。小細胞肺癌は脳へ転移しやすいため、限局期で初回治療により完全寛解が得られた場合は、予防的全脳照射を行って再発を減らします。限局期の標準治療は化学療法を併用した加速過分割照射で、寡分割ではありません。小細胞肺癌は全身病とみなされるため、大動脈浸潤があっても外科切除は第一選択にならず、遠隔転移例では化学療法が中心になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-06.html)を加工して作成