腹部造影CT の多断面再構成像(別冊No. 14)を別に示す。矢印で示すのはどれ…
腹部造影CT の多断面再構成像(別冊No. 14)を別に示す。矢印で示すのはどれか。
- ⑴ 食道動脈食道動脈は胸部大動脈から出る細い枝で、腹部には分布しません。
- ⑵ 腹腔動脈第12胸椎から第1腰椎の高さで前方へ短く分かれ、すぐに枝を広げる腹腔動脈です。
- ⑶ 下腸間膜動脈下腸間膜動脈は第3腰椎の高さから出る細い枝で、分岐する高さが異なります。
- ⑷ 上腸間膜動脈上腸間膜動脈は大動脈と平行に下方へ長く伸びる点が特徴です。
- ⑸ 正中仙骨動脈正中仙骨動脈は大動脈の分岐部から尾側へ続く細い枝です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。矢印が示すのは、腹部大動脈の前面から第12胸椎から第1腰椎の高さで前方へ短く分かれ、すぐに枝を広げていく血管です。腹腔動脈の特徴にあてはまります。上腸間膜動脈はその1〜2cm 下方から分かれ、大動脈と平行に下方へ長く伸びる点が異なります。下腸間膜動脈はさらに下方の第3腰椎の高さから出る細い枝、正中仙骨動脈は大動脈の分岐部から尾側へ続く細い枝、食道動脈は胸部大動脈から出る細い枝です。分岐する高さと向きで見分けましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成