関節リウマチ患者のX 線写真(別冊No. 13)を別に示す。亜脱臼しているのはど…
関節リウマチ患者のX 線写真(別冊No. 13)を別に示す。亜脱臼しているのはどこか。
- ⑴ CM 関節CM関節は母指の付け根にある関節で、変形性関節症で問題になりやすい部位です。
- ⑵ DIP 関節DIP関節は関節リウマチでは基本的に侵されません。
- ⑶ IP 関節IP関節は母指の指節間関節を指し、示された部位とは異なります。
- ⑷ MP 関節MP関節も関節リウマチで侵されますが、示された亜脱臼はより末梢の関節にあります。
- ⑸ PIP 関節近位指節間関節で関節裂隙が狭くなり、関節面がずれた亜脱臼が認められます。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。関節リウマチは滑膜に炎症が起こる病気で、滑膜のある関節が侵されます。手では中手指節関節〈MP関節〉と近位指節間関節〈PIP関節〉が侵されやすく、遠位指節間関節〈DIP関節〉は基本的に侵されないという分布が特徴です。示された写真では、指の近位の関節で関節裂隙が狭くなり、関節面がずれた亜脱臼が認められます。PIP関節にあたります。DIP関節が侵されやすい変形性関節症や乾癬性関節炎との区別にも、この分布の違いが役立ちます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成