ヨード造影剤の総量100 mL を2mL/秒の速度で静脈投与して造影CT を行っ…
ヨード造影剤の総量100 mL を2mL/秒の速度で静脈投与して造影CT を行った場合に、検査を受けた患者にみられる頻度が最も高いのはどれか。
- ⑴ 嘔吐嘔吐は軽度の副作用として数%に見られますが、熱感ほど高頻度ではありません。
- ⑵ 熱感造影剤の高い浸透圧による血管拡張で起こる反応で、多くの患者が経験します。
- ⑶ 腎不全造影剤腎症は腎機能の低下した人で問題になりますが、頻度は高くありません。
- ⑷ ショックショックは命にかかわる重い反応ですが、発生はごくまれです。
- ⑸ じん麻疹じん麻疹は軽度の副作用として数%に見られますが、熱感には及びません。
解説
正解は⑵です。ヨード造影剤を急速に静脈投与すると、多くの人が全身の熱感を覚えます。これは造影剤の高い浸透圧によって血管が広がることで起こる生理的な反応で、副作用というより検査に付きものの感覚です。あらかじめ説明しておくと患者の不安を減らせます。嘔吐とじん麻疹は軽度の副作用として数%に見られ、腎不全は腎機能の低下した人で問題になります。ショックは命にかかわる重い反応ですが、発生はごくまれです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成