熱可塑性樹脂の固定具(シェル)で正しいのはどれか。
熱可塑性樹脂の固定具(シェル)で正しいのはどれか。
- ⑴ 40 ℃程度で軟化する。軟化には60〜70℃程度の温水を用います。40℃では軟らかくなりません。
- ⑵ 体位の再現性を高める。体表に密着させて固定するため、毎回同じ位置に体を置く再現性が高まります。
- ⑶ 患者に圧迫感を与えない。密着させて固定するため、圧迫感は避けられません。
- ⑷ 皮膚線量の低減に有効である。体表を覆うとビルドアップが起こり、皮膚線量はかえって増えます。
- ⑸ 閉所恐怖症の患者に有効である。顔を覆う形になるため、閉所恐怖症の患者には大きな負担になります。
解説
正解は⑵です。熱可塑性樹脂のシェルは、温めて軟らかくした樹脂を患者の体表に密着させて冷やし固めるもので、毎回同じ位置に体を固定できるため、体位の再現性を高めます。頭頸部の照射では欠かせない器具です。軟化には60〜70℃程度の温水を用い、40℃では軟らかくなりません。密着させて固定するので圧迫感は避けられず、閉所恐怖症の患者には負担が大きくなります。また体表を覆うことでビルドアップが起こり、皮膚線量はかえって増えます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成