根治照射と緩和照射について正しいのはどれか。
根治照射と緩和照射について正しいのはどれか。
- ⑴ オリゴ転移は根治照射の適応となる。転移の数と部位が限られており、すべてを制御できれば長期生存が見込めるため適応になります。
- ⑵ 根治照射は緩和照射と比較して総線量が小さい。根治照射のほうが総線量は大きくなります。向きが逆です。
- ⑶ 根治照射は緩和照射と比較して1回線量が大きい。根治照射では正常組織を守るため1回線量を小さくします。
- ⑷ 緩和照射では照射する腫瘍の縮小を目的としない。緩和照射でも腫瘍を縮小させることで症状をやわらげます。
- ⑸ 緩和照射では急性期合併症よりも晩期合併症の軽減に努める。緩和照射では余命を考え、急性期の合併症を抑えることに重きを置きます。
解説
正解は⑴です。オリゴ転移とは、転移の数が少なく部位も限られている状態を指し、すべての病巣を制御できれば長期の生存が見込めるため、定位放射線治療などによる根治照射の適応になります。根治照射は治すことを目指すので総線量が大きく、1回線量は正常組織を守るために小さく設定します。緩和照射は症状をやわらげることが目的で、腫瘍の縮小も手段として目指します。また余命を考えて、晩期よりも急性期の合併症を抑えることに重きを置きます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成