骨シンチグラフィで正しいのはどれか。
骨シンチグラフィで正しいのはどれか。
- ⑴ 腸管が描出される。正常では腸管は描出されません。余った薬剤は腎から膀胱へ排泄されます。
- ⑵ 骨粗鬆症の診断に有用である。骨粗鬆症は骨量の減少で診断するもので、骨シンチグラフィの適応ではありません。
- ⑶ 小児では骨幹部の集積が高くなる。小児で集積が高いのは成長軟骨のある骨幹端です。骨幹部ではありません。
- ⑷ ペースメーカは集積欠損像となる。金属が放射線を遮り、その部位に製剤も集まらないため、集積の抜けた欠損像になります。
- ⑸ 放射性医薬品投与後72 時間以降に撮影する。撮影は投与の3〜4時間後です。72時間後では放射能がほとんど残りません。
解説
正解は⑷です。骨シンチグラフィでは99mTc−MDP や99mTc−HMDP を静脈注射し、骨の代謝が盛んな部位への集積を見ます。ペースメーカや人工関節などの金属は放射線を遮り、また骨に代わってその部位に製剤が集まらないため、集積が抜けた欠損像として写ります。正常では腸管は描出されず、余った薬剤は腎から膀胱へ排泄されます。骨粗鬆症は骨量の減少で診断するものなので適応外です。小児では骨幹端の成長軟骨に強く集積し、撮影は投与の3〜4時間後です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成