MRI の化学シフト(共鳴周波数の差)を用いた脂肪抑制法として誤っているのはどれ…
MRI の化学シフト(共鳴周波数の差)を用いた脂肪抑制法として誤っているのはどれか。
- ⑴ SPIR 法SPIR法は脂肪の共鳴周波数に合わせた選択励起パルスを用いる、化学シフトに基づく方法です。
- ⑵ STIR 法STIR法は脂肪の短い縦緩和時間を利用する方法で、化学シフトは使いません。
- ⑶ CHESS 法CHESS法は脂肪の周波数に合わせた選択励起で信号を消す代表的な方法です。
- ⑷ DIXON 法DIXON法は水と脂肪の位相差を利用して分離する、化学シフトに基づく方法です。
- ⑸ 二項励起パルス二項励起パルスも水と脂肪の周波数差を利用します。
解説
正解は⑵です。STIR 法は、脂肪の縦緩和時間が短いことを利用し、反転回復パルスの後に脂肪の縦磁化がちょうどゼロを通る時刻で励起することで信号を消す方法です。化学シフト、すなわち水と脂肪の共鳴周波数の差を使うものではありません。SPIR 法とCHESS 法は脂肪の共鳴周波数に合わせた選択励起パルスで信号を消す方法、DIXON 法は水と脂肪の位相差を利用して分離する方法、二項励起パルスも周波数の差を使う方法で、いずれも化学シフトに基づいています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成