乳房用X 線装置で正しいのはどれか。
乳房用X 線装置で正しいのはどれか。
- ⑴ 放射窓にはMo が使用される。放射窓にはX線を通しやすいベリリウムを用います。Moは付加フィルタに使います。
- ⑵ 胸壁側に陰極が配置されている。ヒール効果で強くなる陰極側を厚みのある胸壁側に向け、濃度をそろえます。
- ⑶ 付加フィルタとしてBe を用いる。付加フィルタにはMoやRhを用います。Beは放射窓の材料です。
- ⑷ 圧迫板は300 N を超えた加圧が可能である。圧迫板の加圧は300N以下に制限されています。
- ⑸ 拡大撮影用焦点サイズは0.3 mm 程度である。拡大撮影用の焦点は0.1mm程度の微小焦点です。0.3mmでは拡大に耐えません。
解説
正解は⑵です。乳房用X線装置では、胸壁側に陰極を置きます。ヒール効果によって陽極側ではX線が弱くなるため、厚みのある胸壁側に強いほうを当てることで、乳房全体の濃度をそろえられるからです。放射窓にはX線を通しやすいベリリウムを用い、モリブデンやロジウムは付加フィルタに使います。圧迫板の加圧は300N 以下に制限され、拡大撮影用の焦点は0.1mm 程度の微小焦点です。装置の細部が乳房の形と厚みに合わせて設計されている点を押さえましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成