インバータ式X 線高電圧装置で正しいのはどれか。
インバータ式X 線高電圧装置で正しいのはどれか。
- ⑴ インバータ周波数が高いほど電力変換効率は高い。周波数を高くするとスイッチング損失が増えるため、電力変換効率はかえって下がります。
- ⑵ 管電圧のリプルは高電圧ケーブルが長いほど小さい。ケーブルの静電容量が平滑コンデンサとして働くため、長いほどリプルは小さくなります。
- ⑶ インバータ周波数が高いほど高電圧変圧器の鉄損が減少する。周波数を高くすると鉄損は増えます。向きが逆です。
- ⑷ 共振形装置はチョッパのパルス幅を変化させて管電圧の調整を行う。パルス幅を変えて調整するのは方形波形装置です。共振形は周波数を変えます。
- ⑸ 方形波形装置は共振形装置よりもスイッチング時の電力損失が小さい。スイッチング時の電力損失が小さいのは共振形装置のほうです。
解説
正解は⑵です。高電圧ケーブルには静電容量があり、これが平滑用のコンデンサとして働くため、ケーブルが長いほど容量が大きくなって管電圧のリプルは小さくなります。インバータ周波数を高くすると変圧器を小型にできる一方、スイッチング損失や鉄損が増えるため、電力変換効率はかえって下がります。チョッパのパルス幅を変えて管電圧を調整するのは方形波形装置の方式で、共振形装置は周波数を変えて調整します。スイッチング損失が小さいのは共振形装置のほうです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成