放射性同位体を利用した同位体希釈分析法で正しいのはどれか。
放射性同位体を利用した同位体希釈分析法で正しいのはどれか。
- ⑴ 逆希釈法では比放射能は低下しない。逆希釈法では非標識の物質を加えるため、比放射能は必ず低下します。
- ⑵ 二重希釈法は非標識化合物を加える。標識化合物に加えて非標識化合物も用い、比放射能の変化から量を求める方法です。
- ⑶ 直接希釈法は標識化合物の試料を分析する。直接希釈法は非標識の試料に標識化合物を加えて分析します。逆になっています。
- ⑷ 分析による放射能濃度の変化の程度を測定する。測定するのは比放射能の変化であり、放射能濃度そのものの変化ではありません。
- ⑸ 分析試料を定量するためには目的物質をすべて回収する必要がある。全量を回収しなくても比放射能から量を求められることが、この方法の大きな利点です。
解説
正解は⑵です。二重希釈法は、目的物質の量も比放射能も分からないときに用いる方法で、標識化合物を加えた系と、そこへさらに非標識化合物を加えた系の2つを作り、比放射能の変化から量を求めます。逆希釈法は標識した試料に非標識の物質を加える方法なので、比放射能は必ず低下します。直接希釈法は非標識の試料に標識化合物を加えて分析します。測るのは放射能濃度そのものの変化ではなく比放射能の変化で、目的物質を全量回収する必要がない点がこの方法の利点です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成