腹部のダイナミックCT(別冊No. 12)を別に示す。時相の順番として正しいのは…
腹部のダイナミックCT(別冊No. 12)を別に示す。時相の順番として正しいのはどれか。
- ⑴ A−B−C−Dこの並びでは造影剤の到達する順序と大動脈・門脈の濃染の関係が合いません。
- ⑵ C−A−B−D単純相から始まる点は正しいものの、続く動脈相と門脈相の順序が入れ替わっています。
- ⑶ C−B−D−A単純相・動脈相・門脈相・平衡相の順に並び、大動脈と門脈の濃染の推移と一致します。
- ⑷ D−B−A−C最初を平衡相としており、造影剤が届く順序と矛盾します。
- ⑸ D−C−A−Bこの並びでも最初が平衡相となっており、時間の流れと合いません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。腹部のダイナミックCTは、造影剤を急速に注入して時間を追って撮影するもので、時相は造影剤が届く順に並びます。まだ造影剤が届いていない単純相では大動脈も肝も濃染しません。続く動脈相では大動脈が強く濃染し、門脈相では門脈と肝実質が濃く染まり、平衡相では全体の差が小さくなって腎の排泄が進みます。示された画像をこの順に並べるとC−B−D−A となります。大動脈・門脈・肝実質の3つの濃さを見比べると、順序を確実に決められます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成