胸部X 線写真(別冊No. 9)を別に示す。認められる所見はどれか。
胸部X 線写真(別冊No. 9)を別に示す。認められる所見はどれか。
- ⑴ 気胸末梢に血管影のない領域があり、その内側に虚脱した肺の辺縁の線が見えています。
- ⑵ 結節影結節影は境界のはっきりした丸い陰影で、血管影の欠如とは所見が異なります。
- ⑶ 肺気腫肺気腫では肺野全体の透過性が上がり、横隔膜が平低化します。片側の線状の辺縁は伴いません。
- ⑷ 肺ブラ肺ブラは薄い壁に囲まれた限局した含気腔で、肺の辺縁が線として見える所見とは違います。
- ⑸ すりガラス様陰影すりガラス様陰影は血管影が透けて見える淡い濃度上昇で、透過性の亢進とは逆です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。示された胸部写真では、肺野の末梢に血管影がまったく見えない領域があり、そこと肺野との境に虚脱した肺の辺縁が細い線として描かれています。胸腔に空気が漏れて肺が縮んだ気胸の所見です。結節影は境界のはっきりした丸い陰影、すりガラス様陰影は血管影が透けて見える淡い濃度上昇、肺気腫は肺野全体の透過性亢進と横隔膜の平低化を伴います。肺ブラは薄い壁に囲まれた含気腔で、いずれも今回の所見とは現れ方が違います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成