蛍光ガラス線量計について正しいのはどれか。
蛍光ガラス線量計について正しいのはどれか。
- ⑴ 積算型の線量計である。受けた線量が蛍光中心として蓄積されるため、積算型の線量計にあたります。
- ⑵ 繰り返し読取ができない。読み取っても蛍光中心は消えないため、繰り返し読み取れます。
- ⑶ プレヒートで蛍光中心が消去できる。プレヒートは不安定な成分を除く処理です。消去には400℃のアニーリングが必要です。
- ⑷ TLD と比較してフェーディングの影響が大きい。フェーディングはTLDに比べて小さく、長期の測定にも向きます。
- ⑸ フィルタなしの素子はエネルギーが1MV 以上のX 線に対して高感度である。フィルタなしの素子は低エネルギー領域で感度が高くなります。1MV以上ではありません。
解説
正解は⑴です。蛍光ガラス線量計は、銀を含むリン酸塩ガラスに放射線を当てると蛍光中心ができ、紫外線を当てるとその量に応じたオレンジ色の蛍光を発する仕組みです。受けた線量が蓄積されるので積算型の線量計にあたり、個人被ばく線量計として広く使われています。蛍光中心は読み取っても消えないため繰り返し読み取れ、消去には400℃の熱処理であるアニーリングを行います。プレヒートは読み取り前に不安定な成分を除く処理で、フェーディングはTLDより小さくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成