W 値の定義で正しいのはどれか。
W 値の定義で正しいのはどれか。
- ⑴ 電離箱中で生成される全電荷電離箱中で生成される全電荷はQとして表される量で、W値の定義ではありません。
- ⑵ 断面積da の球に入射する粒子の数断面積に入射する粒子の数は粒子フルエンスの定義です。
- ⑶ 質量dm の物体に付与された平均エネルギー質量あたりに付与された平均エネルギーは吸収線量の定義です。
- ⑷ 粒子フルエンスϕ 中の物質との相互作用の確率相互作用の確率は断面積や減弱係数に関わる量です。
- ⑸ 気体中で1イオン対を生成するときに消費される平均エネルギー気体中で1イオン対を作るのに費やされる平均エネルギーがW値です。
解説
正解は⑸です。W値は、放射線が気体の中で1個のイオン対を作るのに平均してどれだけのエネルギーを費やすかを表す量です。空気ではおよそ33.97eV とされ、放射線の種類やエネルギーにほとんど依存しません。電離箱で測った電荷から吸収線量を求める際に、電荷を電気素量で割ってイオン対の数を出し、これにW値を掛けてエネルギーに直すという形で使われます。ほかの選択肢は、それぞれ全電荷・粒子フルエンス・吸収線量・相互作用係数の定義にあたります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成