肝細胞癌で正しいのはどれか。
肝細胞癌で正しいのはどれか。
- ⑴ 早期から黄疸が出現する。黄疸は肝機能が大きく損なわれた段階で現れます。早期には見られません。
- ⑵ 肝硬変患者での発症が多い。慢性肝炎から肝硬変へ進んだ肝臓を背景に発生することが多い腫瘍です。
- ⑶ 特異性の高い腫瘍マーカーはCEA である。肝細胞癌のマーカーはAFPとPIVKA-Ⅱです。CEAは腺癌のマーカーです。
- ⑷ 早期からリンパ節転移をきたすことが多い。門脈を介した肝内転移が主で、リンパ節転移は後期になってから起こります。
- ⑸ 我が国ではB 型肝炎ウイルスに起因するものが最も多い。日本で最も多いのはC型肝炎ウイルスに起因するものです。
解説
正解は⑵です。肝細胞癌の多くは、慢性肝炎から肝硬変へ進んだ肝臓を背景に発生します。日本ではC型肝炎ウイルスに起因するものが最も多く、B型肝炎ウイルスによるものがこれに次ぎます。近年は脂肪肝を背景とする例も増えています。黄疸は肝機能が大きく損なわれた段階で現れるもので、早期には見られません。特異性の高い腫瘍マーカーはAFPとPIVKA-Ⅱで、CEAは大腸癌などの腺癌のマーカーです。転移は門脈を介した肝内転移が主で、リンパ節転移は後期になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成