癌性疼痛に対する医療用麻薬の使用について誤っているのはどれか。
癌性疼痛に対する医療用麻薬の使用について誤っているのはどれか。
- ⑴ 経口投与を基本とする。WHOの原則では、可能な限り経口投与を基本とします。正しい記述です。
- ⑵ 疼痛の強さに応じて投与する。痛みの強さに応じて薬剤と量を選ぶことも原則のひとつです。正しい記述です。
- ⑶ 時間を決めて規則正しく投与する。時刻を決めて規則正しく投与し、痛みが出る前に抑えます。正しい記述です。
- ⑷ 患者個人の特性に合わせて投与する。患者ごとの状態に合わせて量を決めることも原則に含まれます。正しい記述です。
- ⑸ 使用量の増量には限度が設定されている。医療用麻薬には有効限界がなく、必要に応じて増量できます。上限は設定されていません。
解説
正解は⑸です。医療用麻薬には有効限界がなく、痛みが強くなれば必要に応じて増量できます。使用量に一律の上限は設けられていないので、この記述が誤りです。WHOが示す癌性疼痛の治療原則では、可能な限り経口で投与すること、時刻を決めて規則正しく投与すること、痛みの強さに応じた薬剤を選ぶこと、患者ごとの状態に合わせて量を決めること、そして細やかな配慮を行うことが挙げられています。上限を恐れて増量をためらわないことが、適切な緩和につながります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成