ウェッジフィルタを使用した対向2門照射で標的に2Gy を照射した場合のMU値に最…
ウェッジフィルタを使用した対向2門照射で標的に2Gy を照射した場合のMU値に最も近いのはどれか。ただし、ビームウエイトは均等とし、組織最大線量比0.84、出力係数1.05、くさび係数0.75、モニタ校正値1.00 cGy/MU とする。
- ⑴ 8585MUはくさび係数を分子側に掛けてしまった場合の値で、計算の向きが逆です。
- ⑵ 150100÷(0.84×1.05×0.75×1.00)≒151MU となり、最も近い値です。
- ⑶ 155155MUは係数の丸め方を誤った場合に近い値で、正しい計算結果とは一致しません。
- ⑷ 165165MUも係数の扱いを誤った値です。
- ⑸ 300約300MUは2Gyを1門で照射すると考えた場合の値で、門数を考慮していません。
解説
正解は⑵です。対向2門でビームウエイトが等しいので、1門あたりの標的線量は2Gy の半分、すなわち100cGy になります。MU値は、この線量を組織最大線量比・出力係数・くさび係数・モニタ校正値の積で割って求めます。0.84 と1.05 と0.75 と1.00 を掛けると0.6615 となり、100 をこれで割ると約151MU です。選択肢の中では150 が最も近い値になります。くさび係数を掛け忘れると113MU、2Gy をそのまま使うと約302MU になるので、門数と係数の扱いに注意しましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成