緊急照射の適応となるのはどれか。
緊急照射の適応となるのはどれか。
- ⑴ 大腿骨転移による骨折病的骨折では内固定などの手術が優先され、照射はその後に行います。
- ⑵ 多発肝転移による黄疸多発肝転移による黄疸には胆道ドレナージが優先されます。
- ⑶ 転移性脳腫瘍による悪心悪心に対してはまずステロイドで脳浮腫を抑え、それから照射を計画します。
- ⑷ 転移腹膜播種による腸閉塞腸閉塞には減圧や手術が優先され、照射が緊急の第一選択にはなりません。
- ⑸ 転移性脊椎腫瘍による下肢筋力低下脊髄圧迫による麻痺は時間とともに固定するため、直ちに照射を始める必要があります。
解説
正解は⑸です。転移性脊椎腫瘍による下肢の筋力低下は脊髄圧迫のあらわれで、放置すると麻痺が固定して歩けなくなります。神経の機能が戻るのは症状が出てから間もない時期に限られるため、診断がついた当日から数日のうちに照射を始める緊急照射の適応になります。大腿骨転移による骨折は手術が優先され、肝転移による黄疸はドレナージ、腸閉塞は減圧や手術が先になります。脳転移による悪心は、まずステロイドで浮腫を抑えたうえで照射を計画します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成