根治的放射線治療において寡分割照射が実施されるのはどれか。
根治的放射線治療において寡分割照射が実施されるのはどれか。
- ⑴ 膀胱癌膀胱癌では膀胱の晩期障害を避けるため、通常分割での照射が基本になります。
- ⑵ 卵巣癌卵巣癌の治療は手術と化学療法が中心で、根治的放射線治療の役割は限られます。
- ⑶ 下咽頭癌下咽頭癌は粘膜の障害を抑えるため、通常分割あるいは多分割で照射します。
- ⑷ 前立腺癌α/β比が小さく増殖が遅いため、1回線量を大きくする寡分割照射が有利になります。
- ⑸ 胃MALT リンパ腫胃MALTリンパ腫は30Gy前後を通常分割で照射します。
解説
正解は⑷です。前立腺癌は増殖が遅くα/β比が小さい腫瘍で、1回線量を大きくして回数を減らす寡分割照射が有利に働きます。1回2.5〜3Gy 程度で20回前後という処方が根治照射として広く行われ、さらに少ない回数の定位放射線治療も実施されています。膀胱癌や下咽頭癌は膀胱や粘膜の晩期障害を避けるため通常分割で行い、卵巣癌は化学療法が中心で放射線治療の役割が限られます。胃MALTリンパ腫は30Gy 前後を通常分割で照射します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成