ガンマカメラのシンチレータについて正しいのはどれか。
ガンマカメラのシンチレータについて正しいのはどれか。
- ⑴ CsI(Tl)が主流である。ガンマカメラではNaI(Tl)が主流です。CsI(Tl)はFPDなどで使われます。
- ⑵ 厚さは7.5 cm 程度である。厚さは9.5mm 前後です。7.5cmでは厚すぎて空間分解能が保てません。
- ⑶ 厚さが薄いほど感度が高い。薄いほど光子を止めにくく感度は下がります。向きが逆です。
- ⑷ 黄変すると感度均一性が低下する。吸湿によって黄変すると発光が通りにくくなり、その部位の感度が下がります。
- ⑸ 光電吸収検出効率は入射光子のエネルギーに依存しない。光電吸収の確率はエネルギーが高くなるほど下がるため、依存します。
解説
正解は⑷です。ガンマカメラのシンチレータであるNaI(Tl)は吸湿性が強く、湿気を吸うと黄色く変色します。黄変した部分では発光した光が通りにくくなるため、その領域の感度が下がり、感度均一性が損なわれます。主流の材料はCsI(Tl)ではなくNaI(Tl)で、厚さは9.5mm 前後です。厚いほど光子を止めやすいので感度は上がり、薄いほど下がります。光電吸収の検出効率は入射光子のエネルギーが高くなるほど下がるため、エネルギーに依存します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成