肺血流シンチグラフィで正しいのはどれか。
肺血流シンチグラフィで正しいのはどれか。
- ⑴ 99 mTc−ECD を用いる。99mTc−ECDは脳血流シンチグラフィの製剤です。肺血流には99mTc−MAAを用います。
- ⑵ 前面像のみの撮影で十分である。欠損の位置と広がりを知るため、背面像や斜位像も含めた多方向の撮影が必要です。
- ⑶ 肺癌の悪性度評価に用いられる。肺血流の分布を見る検査で、腫瘍の悪性度を評価するものではありません。
- ⑷ 検査前6時間程度の絶食が必要である。静脈注射する薬剤であり、絶食などの前処置は必要ありません。
- ⑸ 右左シャントが疑われる場合は全身像を撮影する。粒子が肺を通り抜けて脳や腎臓に集積するかを確かめるため、全身像を撮影します。
解説
正解は⑸です。肺血流シンチグラフィでは99mTc−MAA を静脈注射しますが、右左シャントがあると粒子が肺を通り抜けて全身の毛細血管に詰まるため、脳や腎臓にも集積が現れます。これを確かめるために全身像を撮影します。99mTc−ECD は脳血流の製剤です。肺塞栓の部位を知るには前面像だけでは足りず、背面像や斜位像も撮ります。肺癌の悪性度評価に用いる検査ではなく、静脈注射する薬剤なので絶食の必要もありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成