胆囊の超音波像(別冊No. 6)を別に示す。矢印で示すアーチファクトはどれか。
胆囊の超音波像(別冊No. 6)を別に示す。矢印で示すアーチファクトはどれか。
- ⑴ 音響陰影音響陰影は結石などの後方が暗くなる現象で、内腔に浮かぶ淡いエコーとは違います。
- ⑵ 音響増強音響増強は液体の後方が明るくなる現象で、胆囊の後方に現れます。
- ⑶ 鏡面効果鏡面効果は横隔膜などの強い反射面の向こうに虚像を作る現象です。
- ⑷ サイドローブ主軸の外に漏れたビームが強い反射体を捉え、無エコーの内腔に淡い弧状のエコーを作ります。
- ⑸ コメット様エコーコメット様エコーは強い反射体から尾を引くように伸びる線状のエコーです。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。サイドローブは、超音波ビームの主軸の外側に漏れ出た弱いビームが強い反射体を捉え、その信号を主軸の方向にあるものとして描いてしまう現象です。胆囊のような液体で満たされた無エコーの内腔に、周囲の腸管ガスなどに由来する淡い弧状のエコーが浮かんで見えます。音響陰影は結石の後方が暗くなる現象、音響増強は液体の後方が明るくなる現象、鏡面効果は横隔膜の向こうの虚像、コメット様エコーは彗星の尾のような線状エコーで、現れ方が異なります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成