右側腹部の超音波像(別冊No. 3)を別に示す。矢印で示すアーチファクトはどれか…
右側腹部の超音波像(別冊No. 3)を別に示す。矢印で示すアーチファクトはどれか。
- ⑴ 音響陰影音響陰影は結石や石灰化の後方が広く暗くなる現象で、辺縁の細い帯とは形が違います。
- ⑵ 外側陰影円い構造の辺縁で超音波が屈折して逃げるため、両脇に細い低エコー帯が生じます。
- ⑶ 鏡面反射鏡面反射は横隔膜などの強い反射面の向こう側に虚像を作る現象です。
- ⑷ 多重反射多重反射は等間隔の線状エコーが並んで見える現象です。
- ⑸ 後方エコーの増強後方エコーの増強は液体の後方が明るくなる現象で、暗い帯とは逆になります。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。外側陰影は、円い構造の辺縁で超音波が屈折して外へ逃げるために、その真下だけが細く暗くなる現象です。囊胞や腫瘤の両脇から細長く伸びる低エコー帯として見え、示された像の矢印もこれにあたります。音響陰影は結石や石灰化の後方全体が広く暗くなる現象、鏡面反射は横隔膜などの強い反射面の向こうに虚像を作る現象、多重反射は等間隔の線が並ぶ現象、後方エコーの増強は液体の後方が明るくなる現象で、いずれも現れ方が違います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成