デュアルエネルギーCT で正しいのはどれか。
デュアルエネルギーCT で正しいのはどれか。
- ⑴ サイクロトロンによる放射光を使用する。放射光は使いません。通常のX線管で2種類のエネルギーのデータを得ます。
- ⑵ 高速スイッチング方式では、2つのX 線管が実装されている。X線管を2つ備えるのはデュアルソース方式です。高速スイッチング方式は1管で切り替えます。
- ⑶ エネルギーが低い仮想単色X 線画像ではヨードのCT 値が増加する。K吸収端に近い低エネルギーではヨードの吸収が大きく、CT値が高くなります。
- ⑷ 通常のX 線CT よりビームハードニングアーチファクトが増加する。仮想単色X線画像により、ビームハードニングアーチファクトはむしろ減らせます。
- ⑸ 物質弁別において2つの基底物質は、実効原子番号が同一となる物質を選択する。物質を弁別するには実効原子番号の異なる2物質を基底に選ぶ必要があります。
解説
正解は⑶です。ヨードのX線吸収はK吸収端の33keV 付近で急に大きくなるため、エネルギーの低い仮想単色X線画像を作るとヨードのCT値が高くなり、造影された部位が強調されます。放射光を使うわけではなく、通常のX線管を用います。高速スイッチング方式は1つのX線管の管電圧を切り替える方式で、X線管を2つ持つのはデュアルソース方式です。物質弁別では実効原子番号の異なる2つの基底物質を選び、ビームハードニングアーチファクトはむしろ減らせます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成