マルチスライスCT と比較した歯科用コーンビームCT の特徴で正しいのはどれか。
マルチスライスCT と比較した歯科用コーンビームCT の特徴で正しいのはどれか。
- ⑴ 撮影時間が短い。1回転に十数秒を要するため、撮影時間はマルチスライスCTより長くなります。
- ⑵ 撮影領域が広い。検出領域を歯や顎に絞っているため、撮影領域は狭くなります。
- ⑶ 空間分解能が高い。1辺0.1mm 前後の細かいボクセルで撮影でき、空間分解能が高くなります。
- ⑷ 濃度分解能が高い。散乱線の影響が大きいため、濃度分解能はむしろ低くなります。
- ⑸ 画素濃度値の正確性が高い。画素値をCT値として厳密に扱えないため、正確性は高くありません。
解説
正解は⑶です。歯科用コーンビームCTは、検出領域を歯や顎に絞るかわりに、1辺が0.1mm 前後という細かいボクセルで撮影できるため、空間分解能がマルチスライスCTより高くなります。歯根や歯槽骨の細かな構造を見るのに向いています。一方で1回転に十数秒かかるため撮影時間は長く、撮影領域は狭く、コーンビーム特有の散乱線の影響で濃度分解能は低く、画素値もCT値として厳密には扱えません。分解能と引き換えに他の性能を譲っている装置だと捉えましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成